facebook見ていたら
知らない方だけど「友達かもしれない」人のページを
なんとなく開いてみたら
中学時代の同級生と同姓同名の名前を発見した

投稿を読み進むと
彼がまさしく同級生であることが分かった

中3の五月ごろ骨折してサッカーが出来なくなって
放課後は音楽好きな連中と行動を共にする様になった

ある日彼の自宅に遊びに行くと
そこには燦然と輝くセットドラムがあった

紺色セルロイドのカバーリングは魅惑的で
黄金色に輝くシンバルは凛々しく
Perl Valencia と描かれたロゴに心が疼いた

彼はタートルズのhappy togetherを
ターンテーブルに乗せると
レコードに合わせて演奏し始めた

「…凄い…ピッタリ合ってる…」
フィルインもリズムパターンもレコードと同じ…に聞こえた
感動を通り越して体がワナワナしてきた

そして僕達はバンドを結成しライブを行ったのだ

レコードを掛けてそれに合わせて演奏するのだ
4人の観客を集めた
途中から近所のお兄さんも来た

お兄さんは当時テレビでやっていた
「勝ち抜きエレキ合戦」（古すぎ〜）

という番組に出たことがある粋なニイちゃんだった

ニイちゃんは途中で自分のでっかいギターアンプを担いできた
「貸してやるから…」
ギターを繋ぐと低音の効いた爆音が響いた
頭がクラクラした…


近所の兄ちゃんはもう星になってしまった

ドラムの持ち主は中学を卒業すると
鎌倉に引っ越して行った
何年振りだろうか…半世紀振りか
ちょっとしたタイムマシーンだ
中学生の頃に曲を完コピしていたすっごい才能の持ち主
文筆家になったそうだ

彼は私がミュージシャンになったことは知っていて
その後の事も陰ながら祈っていてくれたそうだ

Lesson会場のセットドラム

名前や役割を書こうと思ったけど

長くなったので次回にします